枯れアナベル

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7月に咲いたアナベルが、庭で自然な形で枯れていました。

アナベルは、小さい紫陽花。

 

7月に真っ白い花をつけてから、8月には茶色くなり始め、

少しもたれかかりながら、少しづつ、少しづつ、枯れていきました。

普通は、花だけ落ちたりするけどね。

アナベルは、形状維持かぁ。

これまた美しい。ほぅぅ。。

 

病気にも、災害にもあわず命をまっとうし、

命が終わっても、晴れた日も雨の日も、風に吹かれて“風葬”され、

完璧な「枯れアナベル」になったのでした。

 

柳田さんの風土記などを読むと、日本でも昔は”風葬”があったらしく、

自然になくなるまで木につるしておいたらしい。

このアナベルを見てると、

ずっと風に吹かれて自然になくなるなんて、ちょっとだけあこがれる。