大、大、大先輩であり、飲み仲間?の馬場マコトさんの新刊です。
ちょっとタイトルにびっくりしました。
日本に戦争があった時代。
山名文夫さんや花森安治さん、前川國男さんたちデザイナーが
それを手伝わざるをえなかった時代のせつないお話。
もし自分がその時代に生きていたら、どうしたか?
逃げ出していたかもしれない。
きっと、山名さんも前川さんも本当は逃げ出したかったのではないか。
だってきれいなロゴを作っていたいし、きれいな絵を描いていたいし。
どういう思いで、その〝仕事〟をしていたのだろう。
デザインや広告への、なんだかせつないくらいの愛情を感じてしまいます。
わたしもそうしていたんだろうか。
時代を背負う職業。
馬場さんが言うように、だからこそ、戦争がないように。
そうしなくていい時代がつづきますように。