かぐれ 秋冬

かぐれの2012秋冬のイメージブックができました〜

撮影場所は、益子です。

今回はWEBと連動していて、モデルは、かぐれショップの女の子。

なので、デザインもいつもより、ちょっとカジュアルというか、身近に感じるように。

今回は、もんぺのかすりを使ったパンツがあって、その模様が象徴的で良かったので、

その模様をデザインモチーフとして使いました。

そして、表紙など、“野”や“森”のイメージを、

もんぺ模様と同じスタイルの柄にして連動させているんですが、

和のものを洋にデザインするのは、おもしろいですね。

 

中の本紙も、上質紙に変えてみました。ちょっとキレイめの軽い印象。

上質紙って、いわゆる一般紙で、あまり使ったことのない紙だったんだですが、

ツルツルした肌触りとか、ペラペラした重さとか、

なんだか、ちょっといいなと思いました。

時代かもしれません。あまり凝ったり、デザインされすぎていない感じが。

もともとわたしの好みもそうなんですが。

デザインしすぎないのが好き。

デザインってしすぎちゃだめだと思うんです。むずかしいのですが。

 

先日、スイスから来たエディトリアルデザイナーに見せたら、

Good〜って言葉もらいました。ほほほ。

もんぺのこととか説明したかったのに、英語でうまく伝えられなかった〜くやしい!

どうも、神社のシーンに惹かれたようでした。

かぐれ

仙台へ

2012年8月31日。ポートのお仕事。またまた撮影で仙台へ。

 

今年の仙台は暑い。東京より暑いのではないかという湿気。

実は、撮影が13時からだったので、午前中、松島の方をちょっと見に行きました。

電車も途中からはまだストップしていて、石巻に行くにはバスしかない様子でしたが、

松島には快速で30分くらい。

松島は被害は少ないと聞いていましたが、

街は水浸しで建物もこわされ、車がかたむいている震災時の写真がかざってありました。

ちょっとだけしか見れませんでしたが、松島から復興されたようです。

今では、とても明るくキレイになっていました。

こんなに仙台に撮影に行っているのに、一度も現地を見ていないのが心残りで、

いつもは時間がなくてとんぼ返りですが、今回こそ行くぞ!と。

本当に被害がすごいところは行けていませんが、

それでも、やっぱり現地に行くと違います。なにか、思いが。

震災後と今のパネルを見ているだけで、あの時の感情がよみがえり、

胸がいっぱいになりました。

「来てもらえるだけで、復興につながります」と駅のどこかに書いてありました。

その通りだと思いました。

義援金もまだやめないでおこうと思いました。

忘れないでおこうと思いました。

そんな、仙台でした。

 

撮影は、今回もいい写真が撮れました。

カメラマン津藤さん、スタイリスト佐藤さんのおかげです。

そして、ポートの齋藤さんにおみやげをいただきました!へへへ。

サーモン味噌漬け、すじこ、ホタテのマヨネーズあえ。ごちそうです。

さっそく週末いただきました。やっぱりポートのものは、おいしい。

ごちそうさまでした!

勅使川原三郎という芸術

先週末、勅使川原三郎さんの舞台に行きました。

神奈川芸術劇場。『呼吸? 透明の力?』という作品。

 

それが、とっっってつもなく、かっこよかったんです。

90分間、あっけにとられたまま、ずっと心臓がドクドクドク。

なにが起こるのか、なにが始まるのか、なにを見せられるのか。

ドクドクドク。

ライティングも演出も音楽もすべてかっこよく芸術で、人間も芸術で、

動く芸術。身体の能動的芸術。

ソリストの佐東利穂子さんも、なんてかっこいい踊りだろうかとほれぼれ。

 

コンテンポラリーの踊りというのは、もっと暗くて、

アングラなイメージが強いから、覚悟してたんだけど、全然違いました。

コンテンポラリーアートを生の舞台で見ているようなもので、

エンターテイメント性の高い芸術を見た興奮。

想像以上の以上の以上の以上。

たまたま、知り合いの知り合いが出演するというので(すごい!)

行けたんですが、とても素敵な出会いをもらいました。

 

それが、なにがすごかったって!舞台が終わってからで、

拍手にこたえるために、全員が手をつないで、

舞台後方から前方に出てくる動きを繰り返すんですが、

それはよくある舞台の最後のシーンですが、それが、

いつまでたっても、いつまでたっても、終わらないんです。

最初は、舞台が急に終わりポカンとした感覚で拍手をしていたわたしも、

あれだけ繰り返し繰り返しやれると、しだいに、

拍手する手も痛くて痛くて、疲れて、疲れて、でも拍手をやめられなくて、

さらに強い拍手をしないといけない状況においやられて、

それでもたたきつづけ、たたきつづけ、たたきつづけ、それではじめて、

わたしはもしかしたら、ものすごいものを見たんではないか。という気分になってくる。

それを知っているかのように、勅使川原さんは、その動きをやめない。

繰り返し、繰り返し、繰り返し。

そして拍手、拍手、拍手。

「ボクたちは、君が思う以上のことを見せたんだよ」

その繰り返しの最後には、そう言われたような気がしました。

そう思うようにおいやったんです。きっと。

だって本当のことだから、ね。

 

勅使川原さんは、「踊り」はしない、という。

わたしも「デザイン」しない、という目指す概念がある。

興奮さめやらず。です。

 

モノガタリ

モノガタリさんのDMがあがりました〜

コピーライターの三宅さんの会社です。

HPと連動しています。

HPもすっごくかわいくできました。

heartの部分は、webデザイナーのspinach井上さんにアイデアをもらい、

紙芝居のようにしました。なんかアナログでかわいい。

モノガタリ

 

モノガタリの森のようなイメージにしたいと

森のような三宅さんが言うのです。ふふふ

モノガタリが始まるような気がしますね〜

花火大会

先週末、地元の三国花火大会に行ってきました。

福井県の東尋坊がある町、三国の浜で打ち上げられます。

海からあがる2尺玉と水上花火。

高校生のころは、いつも浜に友達と行っていた花火大会。

最近はこの時期に帰っていないのと、見れたとしても遠くからだったから

ホントに久しぶりに間近で見ました。

広い海から打ち上げられて、心臓にドドンとくる花火は、

いろんな花火を見たけど、やっぱり日本一すきだった。

 

その上、花火大会前に、妹が歌うというイベントもあり、

10万人近い観客の前で、日本海の夕日をバックに歌う妹は、

すごい気持ちよさそうで、とてもかっこよかった。

わたしはというと、またもや、ムービーをまわす作業で大忙しだったんだけど。

いい夏。

FUJI ROCK 2012

今年も撮影でフジロック!

今年の苗場は、暑さ&見たことない人混みでした。ほんとにびっくりするくらいの人。

グリーンステージがあんなに埋まったのを初めて見た。

それでも、寒さ&豪雨よりは、比較にならないほど快適で、

日陰にいけば涼しいし、夕方以降は山からの風が吹き、緑の中で音楽を聴けるなんて、

ここ8.9年くらい、こんなに晴れたことがなかったから、夢のようだったな〜

ごはんも毎年改良されてて、野菜も増えたし、ヘルシーなものも多かったし。

 

わたしの今年のメインは、なんといっても、James Iha!

もちろん、Elvis CostelloもSPECIALSもBuddy Guyも楽しみだったし、

見っけもののアルゼンチンのONDA VAGAも上原ひろみもよかったし、

大好きなBOOM BOOM SATELITSも確実!に見たけど

(ドラムの女性がかっこいいんです)、

なんていったってJames Ihaを聴けるとは〜

Red Maqueeだったから、すごく音が悪くて、

きっと本人も聴こえていなかっただろうくらい悪くて、

後半はマイクはハオるし、かわいそうだったけど。

スマパンは好きじゃないんだけど、曲と声がいいのかな。

インスピレーションうけるんです。Ihaの曲は。

たぶんすごく好みの感性。

美しい歌詞と曲なのです。

あとは、振り返ってみて印象に残っているのは、コステロかな。

なにかレベルが違う気がした。あの声と曲は、絶品。すごい人だ。

 

仕事を忘れそうになったけど、もちろん、撮影もちゃんとやりました!!完璧!

自然の中にいるだけでしあわせなのに、そこで大好きな音楽が聴けるなんて、

野外フェスが、流行で終わりませんように。

JAZZを聴いた日

先週末、銀座のJAZZ BARでやった、miki & sati ライブ!

左のmikiさんは、旦那さんのいとこ。右のsatiは、マイスウィートシスター。

一緒に歌った、All Of Meです。

かっこいい〜

mugen という銀座の並木通りにあるBARで、

カウンターとテーブルでお料理も気軽に頼めて、

ブルーノートのコンパクト版のような、良い感じのBarでした。

 

歌い手がその日にやる曲を持って来て、

リハもあまりやらずに3ステージこなすって、ジャズってすごいです。

テンポとか、ソロまわしとかどうするのかと思ったけど、

ボーカルが最初にテンポを出してなんとなく始まり、

その場の雰囲気や流れで盛り上がればソロまわすし、

プロのジャズマンたちは、 一瞬一瞬で仕事をしているんだね。

それも、積みかさねた技術や経験があるからこそだろうけど。

 

デザインは、じっくり考えてつくりこんでいく作業だし、

撮影は一瞬が大事だから似てるけど、技術的にはカメラマンの仕事だし、

プレゼンもその場の雰囲気も大事だけど、つくったものを説得する場だからなんか違うし。

。。。って、どういう気分なのかを知りたくて、ついつい自分におきかえて考えちゃう。

妹も、最初はすっごい緊張していたけど、

終わってみると、あ〜〜楽しかった、って言っていた。

ため息のようにでた言葉だから、本音だっ!!(素敵!)

そんな気分を、わたしも味わいたくなった夜でした。

らっきょの季節

my father & mother が新聞にのりました!イエイ〜。

実家は専業農家で、らっきょも広大な畑があり、

砂地で3年間ねかした「三年子」というらっきょ。

冬を2度も超すので、1年堀りにくらべて、小ぶりでシャキシャキ。

 

小学校の時、らっきょ堀りの時間がありました。

掘って、頭と根をカマで切りすすんでいく、地道な仕事。

わたしは、先生に向いてるね!と言われたことを覚えています(笑

よくお手伝いしました。

お米などは手伝えないから、こどもでも簡単にできる仕事だったんだと思います。

土日などはいつも手伝って、砂地でダンゴムシとか見つけて喜んでた記憶。

わたしにとっては小さい頃の記憶だけど、

父母は毎年こうやって、自然と向き合ってるんだと思うとすごい。

 

春はだいこんとお米、にんじん、夏の終わりからはメロン、秋はまただいこん、冬はかぶ。

毎年毎年、なにかを、あの大きい砂丘の畑で収穫し、あの広くて大きい空を見ているんだな。

fatherは、らっきょ役員だって!

かぐれのカタログ 雑誌紹介

PIE BOOKSより発行の

「イメージ別レイアウトスタイルシリーズ/ジャパンスタイル編」に

パウダールームでつくった、「かぐれ」イメージカタログが紹介されました〜

VOL.1とVOL.2まとめてで、見開きです〜 イエイ〜

P40.41に載ってます。ぜひ見てください!

装丁は、藤本やすしさんでした〜

台風グリーンスープ

今日は台風。

夕方くらいから、だんだん風が強くなってきて、

帰るだろう時刻にピークをむかえそうな勢い。

夜中まで仕事なら、泊まるべし!もしくは、早めに帰って、明日早朝からやるべし!

みんなにも宣言して、わたしは後者を選ぶ。

 

ざわざわ街がゆれる中、冷蔵庫の野菜でスープをつくる。

平日のこんな時間に帰れるなんてめったにないから、ちょっとウキウキ。

ちょっと台風の日は好き。風の音が聞こえるからかな。

台風でウキウキなんて、縁起でもないけどね。

 

買い物にいけないからしかたなく冷蔵庫の野菜を使う。

ブロッコリー、セロリ、あとは実家で採れた菜っ葉。

コンソメと塩コショウで、シンプルに。

葉ものもスープにいれるといっぱい食べられるし、おいしい。

最初は、赤色もほしいかと、人参も入れようと思ったけど、

ふみとどまってよかった。

きれいなグリーンスープになりました。

ムシムシした気温と、台風の不安とか、たまに早く帰った喜びとか、

今日の気分は、なんとなくグリーンスープにぴったり。

てきとうな気分だけどね。なんとなく、そういう日。

 

夜中まで台風はつづいて、家が地震があったようにゆれました。